ツクツクボウシはいつ鳴き始める?

「気候変動探偵局~生き物大移住計画を調査せよ!~」に、生き物の情報を送ってくださり、ありがとうございます。
みなさんが送ってくれた写真の美しさにおどろいたり、どの県でも少しずつ生き物情報がふえていく様子を見ていて、とてもうれしいです。

セミの情報は、アブラゼミがいちばん多く、8月11日の段階で90件です。次にクマゼミが37件、続いてミンミンゼミ、ヒグラシが続いています。
アブラゼミは中部7県で観察されていますが、クマゼミは愛知県の平野部に観察情報が集中していて、ほかの県ではほとんど観察されていません。
一方で、ヒグラシは富山県や長野県の平野部に観察情報が集中しています。
セミによって特徴があるのですね。

さて、8月11日時点で、まだたった1件だけしか観察情報がないセミがいます。それは「ツクツクボウシ」です。
ツクツクボウシは、他のセミが少なくなる8月下旬から9月上旬ごろに鳴きはじめるので、そろそろ鳴き声に注意して観察してみてください。
もし、今年初めてツクツクボウシを見つけたら、iNaturalistに投稿するとき、「メモ」のところに

「初鳴き(はつなき)」

と書いてください。

くわしくは、↓↓↓こちら↓↓↓をご確認ください。

http://chubu.env.go.jp/earth/mat/data/manual_v4.pdf

私は子どものころ、ツクツクボウシの「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ…」という鳴き声を聞くと、
夏休みの宿題を早くかたづけないとなあ…と、ちょっぴりあせっていました。
「ツクツクボウシの鳴き声を聞くと、甲子園の決勝戦を思いうかべる」と言う人もいます。
みなさんは、ツクツクボウシの鳴き声というと、どんなことを思い出しますか?

Posted on August 12, 2021 02:05 AM by regional_environmental_office_chubu regional_environmental_office_chubu

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